通院にあたって
通院後も、守ってほしいことがあります
継続することが大切です
病院にかかって症状が安定したり改善されたりしたとしても、先生がよいと言うまでは勝手に判断して通うのを止めたりせず、継続的に通院しましょう。そして、その間の経過(どんなに小さいことでも)を話してみましょう。
他の病院の先生にも話しましょう
複数の病気で、複数の病院にかかっている場合は、それぞれの病院で、他の病院にも通っていることを伝えましょう。認知症は複数の病因が重なって起きる場合も少なくありません。
薬の量・回数をちゃんと守って服用しましょう
「(調子が良くなったから)もう飲まなくてもいいだろう」と、医師から処方された薬をきちんと飲まなかった経験はありませんか?意図的に飲むのをやめたことがなくても、“ついつい飲み忘れた”という経験は少なからずあると思います。
医師から処方された薬は、量や回数を守って飲む(飲みきる)必要があります。この“医師に処方された薬の量・回数をちゃんと守って服用すること”を「服薬コンプライアンス」と言います。
服用を途中でやめることは危ないです。なぜかというと、表面上は症状が改善していても原因菌などが体内に残存している可能性があるからです。症状がぶり返してしまうことも考えられます。
また、“この前処方されて余った薬を飲む”のも問題ありです。“この前”と“今”では同じ状態ではない場合もあるからです。きちんと先生の診断を受け、その上で処方された薬を飲んでください。